QUICCO SOUND mi.1の使い方ご紹介

QUICCO SOUND mi.1の使い方ご紹介

iOSデバイスとMIDI機器の間をワイヤレスで接続可能にしてくれるデバイス「QUICCO SOUND mi.1」の使い方をご紹介します。
QUICCO SOUND mi.1はとても簡単に使えてしまうツールなので具体的な手順を基に使い方を説明していってみましょう。

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◇QUICCO SOUND mi.1をMIDIキーボードに接続
QUICCO SOUND mi.1はこのような見た目のデバイスになります。
QuiccoSound_3008_01_001

デバイスの両側にINとOUTのMIDI端子を備えています。
※どちらがINとOUTかは写真内に赤丸で示した矢印部分の表記を見て判断します。
QuiccoSound_3008_01_002
矢印がMIDI端子側を指している方がIN側で、MIDI端子とは反対側を指している方がOUT側です。

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今回は例としてRolandのA-88というMIDIマスターキーボードに取り付けてみました。

QuiccoSound_3008_01_003
※QUICCO SOUND mi.1と互換性のあるMIDI機器のリストはQUICCO SOUND mi.1の公式サイトをご確認ください。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1mYRWBT_WT1BX2bG30O6WJ7EzYZyRlLVrkLB3zK27Dl0/edit

MIDI機器にQUICCO SOUND mi.1を取り付けて正常に動作が開始されると上記写真の赤丸で示したLED部分が点滅を始めます。
※なお、写真のようにMIDI OUT側だけ接続するのでも使えます(ただし逆パターンのIN側だけ接続するのでは使えません)。

以上でQUICCO SOUND mi.1をMIDIキーボードに接続する手順は完了です。
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◇QUICCO SOUND mi.1とiOSデバイスとの接続
次にiOSデバイスへ「Piano Jukebox」というアプリ(無料)をインストールしQUICCO SOUND mi.1とiOSデバイスとをBluetooth接続します。
※あらかじめ「Piano Jukebox」アプリをインストール済みの方はアプリを起動し手順7からはじめてください。
※※この手順説明では「タップ操作」の事を「押す」という表現で説明しています。

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はじめに
:iOSデバイスのBluetooth機能をONにします。

手順1.AppStoreの検索機能をつかって「Piano Jukebox」を検索します。
QuiccoSound_3008_02_001

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手順2.
【入手】ボタンを押します。

QuiccoSound_3008_02_002

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手順3.
【入手】ボタンだった箇所が【インストール】ボタンに変わるので【インストール】ボタンを押します

QuiccoSound_3008_02_003

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手順4.
インストール処理が開始されますのでそのまま少し待ちます。

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手順5.
次にパスワードを求められますのでiOSデバイスで設定したパスワードを入力します。

QuiccoSound_3008_02_005

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手順6.
インストール処理が完了すると【開く】ボタンが表示されてきますので【開く】ボタンを押します。

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手順7.
「Piano Jukebox」アプリの起動画面が表示されますので少し待ちます。

QuiccoSound_3008_02_007

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手順8.
「Piano Jukebox」アプリが起動すると下記のような画面になりますので画面左下の【Mi.1】アイコンを押します。

QuiccoSound_3008_02_008

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手順9.
次に【Not Connected】と記されている箇所を押します。

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手順10.
【Connecting…】という表記に変わりますのでしばらく待ちます。

QuiccoSound_3008_02_010

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手順11.
【Connected】という表記に切り替わったら画面右上の【Done】という箇所を押します。

QuiccoSound_3008_02_011

以上でQUICCO SOUND mi.1とiOSデバイスとの接続手順も完了です。
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この状態まできたらあとはiOSデバイス上で何か音源となるアプリを起動しQUICCO SOUND mi.1を取り付けてあるMIDIキーボードを弾いてみてください。
弾いた内容に合わせてiOSデバイス上の音源が鳴り始めるはずです。

筆者の環境では「SampleTank for iPhone」や「KORG Module Le for iPhone」などで動作を確認出来ました。
QuiccoSound_3008_02_013 QuiccoSound_3008_02_012

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例えば、電子ピアノしか持っていないけどもっと色々な音色でも演奏してみたい!!というような人は今回紹介したようなシステムであれば手軽に構築可能でしょうし、他にもリハーサルスタジオにMIDIキーボードはあるので、演奏したい音源と音色を入れたiOSデバイスとQUICCO SOUND mi.1だけ持って出かけるなどすれば、身軽な移動環境も実現可能だと思います。

ちょっと変わった使い方かもしれませんが下記のような使い方も試してみました!
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手順1.Audio&MIDIインターフェースである”RME Fireface UFX”のMIDI端子にQUICCO SOUND mi.1のINとOUTを接続。
手順2.QUICCO SOUND mi.1のLEDが正常に点滅する事を確認。
手順3.Piano Jukeboxを使ってiOSデバイスとQUICCO SOUND mi.1の接続を確立。
手順4.RME Fireface UFXがつながっているPC上でDAWソフトの”CUBASE”を起動。そしてCUBASE上にピアノ音源を起動。
手順5.ピアノ音源と通信するMIDIポートの設定。
手順6.PianoJukeboxにプリセットされているピアノ曲のデータをプレイバック。

すると、PianoJukeboxが持つMIDIデータによってCUBASE上に立ち上げたピアノ音源が演奏され始めます♬

※パソコンとの接続動作はWindows10で確認出来ています。

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公式サイトにも電子ピアノとQUICCO SOUND mi.1を組み合わせて使う例が紹介されていますのでぜひのぞいてみてください。
http://quicco.co.jp/ja/piano/

以上

著者:辻敦尊(AT-Music)
www.at-music.net

※この記事を書くにあたって動作確認をおこなったiOSのバージョンはiOS 9.3.3、9.3.4、9.3.5、Piano Jukebox Versionのバージョンは1.00になります。

ご注意
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