Pro Tools 12.6のセッションデータ互換性について

Pro Tools 12.6のセッションデータ互換性について

新機能を搭載して操作性が更に向上したPro Tools 12.6ですが、例えば「Clip Effect(クリップエフェクト)」機能を使って編集したセッションデータはバージョン12.5.2以前の環境では互換性を保って開くことは出来ないようです。

ここではPro Tools 12.6のセッションデータ互換性について私が知っている事を説明したいと思います。

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その1.Pro Tools HD 12.6のみ搭載されている「Clip Effect(クリップエフェクト)」機能を使って編集したセッションデータは同じバージョンのPro Tools 12.6で読み込んで再生する事は可能です。

メーカーからの情報によれば同じバージョン12.6間であればHD版とスタンダード版では「Clip Effect(クリップエフェクト)」機能で編集された結果を維持して再生可能との事です。その他、レンダーやバイパスも可能との事です。(編集はHD版のみ可能)

その2.Pro Tools HD 12.6のみ搭載の「Clip Effect(クリップエフェクト)」機能を使って編集したセッションデータはバージョン12.5.2以前のPro Tools環境で再生する場合は前もってレンダーなどしておかないと再生結果に差が出ます。

※「Clip Effect(クリップエフェクト)」機能を使って編集したクリップをレンダーするには目的のクリップ右クリックし、メニューから【クリップエフェクト】>【クリップエフェクトをレンダー】を選択します。
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その3.Pro Tools 12.6のセッションデータはバージョン10、11、12.5.2以前と拡張子は同じであり、完全ではないが基本的な互換性はある。

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以上、現時点で私が知っている内容を書いてみました。
参考にしてみてください。

今後もバージョン12.6を使ってみて分かった事などがあればここに追記していくようにしたいと思います。

2016.9.30更新

著者:辻敦尊(AT-Music)
www.at-music.net

※この記事を書くにあたって動作確認をおこなったPro Tools(プロツールス)のバージョンはMac版Pro Tools HD 12.6.0になります。

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